僕が不登校になったのは中学1年生の終わり頃でした。
不登校になった「きっかけ」は教師との軋轢(あつれき)で、身に覚えのないカンニングの疑いをかけられ、激しく先生とぶつかり合って、ぺしゃんこに叩き潰されたことです。
いくら「自分はそんなことをしていない」と言っても、先生に信じてもらえずに。
教師不信に陥った自分が至ったのが不登校という状態でした。
それでもなんとか中学校を卒業して、単位制高校へと進学し、新しい環境で一からやり直そうとそんなことを考えていたのです。
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高校でも不登校になった
高校入学後「いじめ」で不登校に
でも高校入学後、今度はクラスメートからのいじめにあって、一学期ももたずにまた不登校へと逆戻りしてしまいました。
その頃は学校という社会に適応できない自分のことを「出来損ない」だと考えることが多く、現在と将来に希望を抱けず、自殺ということもしばしば頭をよぎりました。
単に不登校をしていただけではなく、抑うつ的な状態に自分を追いやっていたのだと、今になってみるとそんなことがわかります。
でも、当時はただひたすら辛い思いでいっぱいでした。
不登校で出席日数が足りず「留年」
結局高校は出席日数が足りず留年ということになり、同年齢の生徒に置いていかれるということに、焦りと苛立ちを非常に強く感じました。
そんな風に焦っても嘆いても仕方のないことで、いっそ諦めたらちょっとは楽になれていたのかもしれません。
でも、長年の不登校ですっかりネガティブ思考が身についていた自分にとっては、留年は非常に辛い出来事でした。
本当に辛かった。あの頃を思い出すと今でも辛い気持ちで一杯になります。
不登校でも「留年しなくて済む」制度の存在を知ったのは、大人になってからのことでした。
不登校でも家で勉強すれば出席扱いになる制度
僕は中学校と高校が不登校で出席日数をいつも気にしていましたが、
今はインターネットや電子メール,テレビを使った通信システムで勉強すれば、出席扱いになる制度があるそうです。
例え不登校になっても、インターネットなどを通して勉強することで、出席扱いになるということです。
不登校であっても学習意欲さえあれば、出席を心配せずに過ごせる制度だと理解してもらって大丈夫かと思われます。
不登校でも家庭学習で出席扱いになる制度は利用すべき
不登校で悩んでいる方は、出席扱いになる制度利用を検討すべきです。
特に不登校の子供の両親は、子供に学校に行くことを強制しすぎることなく、このような制度利用を考えてあげるべきだと思います。
理由① 学校に行けないという悩みが減る
不登校という状態に陥ると、人は何かと悩みがちです。
- どうやったら学校に行けるようになるか?
- 一旦途切れた勉強に再びついていけるようになるか?
- クラスの人間関係の輪の中にうまく入っていけるか?
- どうやって出席日数不足での留年を回避するか
など、不登校児は何かと悩みは尽きないことと思います。
そんな時に、例え学校に行けなかったとしても、家で勉強することで出席が認められるのであれば、まず学校に行かなくてはならないというプレッシャーから自由になれます。
次に人間関係で悩むことも減ると思います。
僕はいじめにあっていたので、人と親しい関係を構築するのに怯えていた部分がありました。
でも、もし学校での人間関係からある一定の距離が保てていれば、心理的に安定できたんだろうなというふうに考えます。
また留年を回避できるのも非常に嬉しい点です。留年を回避できるということは、規定の年数での卒業も可能ということです。
理由② 自分のペースで学習が可能になる
僕が不登校で学校に行ったり、行かなかったりしている時期に苦しかったのは、学校の勉強に次第についていけなくなっていくことでした。
普通の生徒が授業を受けている時間、部屋に引きこもっていたのだから、それも仕方ないのですが、
その頃は半ばヤケになっていて、勉強も宿題もほとんどせず、家でひたすら読書をする生活を過ごしていました。
その当時にもし出席扱い制度が知っていたら、自分は出席のためだけではなく、周囲に置いていかれるという不安を払拭するためにも、ネットで勉強をしていただろうなと思います。
勉強の得意不得意というのは確かに存在します。
でも自分のペースで勉強できる出席扱い制度では、自分の得意分野を伸ばしていくもよし、苦手な分野を消していくもよし、バランスの良い学習をすることが可能となると思います。
理由③ 頑張れば高卒資格が手に入る
不登校児の出席扱い制度が画期的な点は、これまで高校で不登校の生徒は留年するか退学するか、はたまた通信制高校に転校するかくらいしか選択肢がなかったのです。
でも、出席扱い制度は、不登校のままでも高卒資格が得られるという道を切り開いてくれます。
勿論日々勉強することは必要要件となります。ですが高卒の資格を得られるというのは、将来の選択肢を広げるという観点からも非常なメリットです。
専門学校や大学への進学、高卒が必要要件となっている就職案件への応募など、高卒の資格を取得することで、不登校児の未来の描く道がより幅広くなります。
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高校不登校で、出席日数が足りない悩みがある方へ
僕は不登校で留年を経験したことをきっかけで高校を退学し、のちに高認取得をしたのですが、もし出席扱い制度のことを知っていたら、きっと活用していただろうと思います。
それは遠回りをした分、余計な苦労を背負うことになったという苦い実感があるからです。
高卒認定の勉強も独学でしていたので、追い詰められる感覚はかなりありました。
もしこのような制度で家で安定して勉強することができていれば、高卒の資格だけではなく、自分でたしかに自分の道を切り開いていっているという達成感と自信を手にしていたことでしょう。
不登校の悩み・不安
不登校になる理由は人それぞれで、悩んでいる部分もまた人それぞれちょっとずつ違っているのかなと思います。
ですが、みなさんをサポートしてくれる制度も確かに存在しています。
不登校児の出席扱い制度を活用したみなさんが自信を取り戻して、不登校にまつわる悩みを捨て去ることができるようになることを、心から願っております。
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