中学不登校の場合、
高校から「学校に戻る道もあれば、学校に行かない選択肢もあります」
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中学不登校▶︎高校進学にあたり注意すること
不登校からの進路を考える上で一番大切にして欲しいことがあります。
それは自身の中学不登校の経験から、自分は「何を第一に優先したいのか」について、自問自答を繰り返すことです。
不登校したからこそ「失ったもの」もあれば、「大事に守ることが出来たもの」もあると思います。
中学不登校の経験から、高校という次のステージに何を期待するのか?ということについて、自分なりの答えを導けるように考えてみてください。
中学校に行けなかったからこそ、「次は充実した学校生活を送ってみたい」と思うのであれば、登校型の高校への進学を視野に入れるのも良いでしょう。
「もう学校らしいところには行きたくない」と思うのであれば、登校日数が少なくても卒業できる通信制高校や高卒認定試験を考えてもいいと思います。
自分自身の気持ちに正直になって、進路選択するように心掛けて下さい。
中学不登校の選択▶︎❶通信制高校へ進学
まず、中学不登校の経験から、出来るだけ学校には行きたくない場合や、体調面に不安がある場合には通信制高校への進学をおすすめします。
通信制高校は基本的に、登校は月に1回程度なので、体調面に不安を感じている場合でも無理なく通うことが出来ます。
また通信制高校の中には校舎というものを作らずに、ビルの1フロアが高校になっている学校もあるので、学校らしい雰囲気が苦手な人にもおすすめ出来ます。
それに、早くから大学進学を見据えて、高校3年間勉強に専念したい人にも通信制高校は向いていると思います。
勉強以外にも、登校型通信制高校の中には「ギターコース」や「ダンスコース」といったクリエイティブなコースを設置している学校も多いです。
自分が打ち込めることを見つけたい人や、特技をさらに磨いていきたい人にも通信制高校は向いていると思います。
中学不登校の選択▶︎❷定時制高校への進学
次に、中学までは不登校だったけれど、高校からはもう一度学校生活にチャレンジしてみたい人には、定時制高校への進学がおすすめです。
不登校時代の学力ギャップに不安を抱いている人にも定時制高校はおすすめ出来ます。
定時制高校の授業は基礎に重点を置いているので、勉強でつまずいた経験がある人でも授業についていくことが可能だと思います。
不登校時代の勉強内容をゆっくり学んでいきたい人に向いています。
定時制高校は夜間部だけではありません。
三部制の定時制高校というものもあり、この三部制の定時制高校では通学する時間を選ぶことが出来ます。
朝から通学したり、朝が苦手な人は昼から通学するということも出来ます。
定時制高校には制服もあるので「もう一度学校生活を送ってみたい」と思う人には三部制の定時制高校をおすすめです。
昼間の定時制と夜間定時制では授業の難易度に差がある場合があるので、大学進学を視野に入れている場合は必ず事前に学校見学するようにしてください。
定時制高校に進学した場合、3年もしくは4年間はその学校に通うことになりますので、事前の学校見学では授業のレベルだけでなくその学校の雰囲気が自分に合っているのか確かめるようにしてください。
中学不登校の選択▶︎❸高卒認定試験
更に「高校進学はせずに高卒認定試験を受ける。」という方法もあります。
高卒認定試験を受けることで、高校卒業資格を取得することができます。
ここで気を付けてもらいたいことは高卒認定試験というのが「学歴」ではなく「取得資格」に分類されるということです。
将来、履歴書を書く際には、学歴欄に高卒認定試験合格を書くことは出来ません。取得した資格欄に記載することになります。
大学進学しない場合、学歴としては中卒になってしまいますが、大学受験の際は一般入試では周りの受験生と同等に扱ってもらえます。
仮に大学受験で推薦入試を受けるとなった場合には、受験校によっては「内申点(部活動の実績含む)」が全日制高校からの受験生より低くなってしまう場合もありますので、注意が必要です。
ですが、中学卒業後、学校に籍を置かずにマイペースに高校卒業資格を取得したいと考えている人には高卒認定試験はおすすめできます。
一旦は定時制高校や通信制高校に進学したけれどやっぱり学校が合わなかったという場合にも、足りない単位だけ高卒認定試験で補うということもできます。
ですので、高卒認定試験という選択肢もあるんだということだけでも覚えておいてください。
中学不登校の選択▶︎❹全日制高校への進学
最後に「全日制高校に進学する」という選択肢もあります。
中学時代は不登校だったけれども、出席日数としてカウントされる適応指導教室などには通っていて出席点に問題がない人や、定期試験だけでもきちんと受けていて内申点がもらえる場合などには全日制高校にチャレンジするという選択肢もあります。
定時制高校や通信制高校といった学校ではなく、本当に学校という場所に戻って周りと変わらない生活を送ってみたいと強く希望する人には全日制高校という選択肢も十分あり得ると思います。
不登校という過去とうまく付き合っていける人、周りに不登校をしていたという過去が知られても構わないと思える人。
自分自身の不登校の過去をしっかり受け止めることが出来る人であれば、全日制高校に進学しても問題なく生活していけると思います。
「不登校だからといって自分には全日制高校は無理だ」とは思わずに前向きにチャレンジして欲しいと思います。
中学不登校からの高校進学
中学時代に不登校になってしまうと、将来の進路、高校進学について、不安を抱えてしまうと思います。
でも不登校だからといって、決して無理なことはありません。
ちょっとの覚悟と努力があれば、どんな進路を選んでも、周りと引けを取らずに戦うことが出来ます。
不登校という経歴について、今は不利にしか感じないかもしれません。
でも、いつか不登校で苦しんできた時間が、あなたの強みに変わる日が絶対に来ます。いつかは不登校という経験をして良かったと思える日が来ます。
今は自身が持てなくても、不登校だった自分を誇りに思える日が必ず来ますから、楽しみに待っていてください。
不安でいっぱいかもしれませんが、不登校からでもいろんな道に進むことが出来ます。
あなたを受け入れてくれる高校が必ずあります。
ぜひ周りと比べずに、悲観的になり過ぎずに、自分らしくいられる進路を見つけていってください。
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