中学校の出席日数

必見!【中学不登校】出席日数が足りない悩み・不安がある中学生は読んでください!

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元・不登校児
元・不登校児
不登校に悩む中学生とそのご両親に向けて、出席日数・勉強のこと、不安な気持ちについて書いてみました。

私が不登校になったのは中学三年生の春のことでした。

周り同級生と価値観が合わず、クラスメイトが幼く見えてしまい「学校に行っても何も得られない」と感じるようになり、自ら不登校の道を選びました。

「学校に行きたくない」
「クラスメイトや先生にも会いたくない」

最初はそんな気持ちで休んでいました。

私が不登校になり、「出席日数」のことや「勉強」のことで悩んだ話です。

不登校で思い悩んでいる皆さんに、少しでもお役に立てればと思い、執筆してみました。

中学3年生で不登校に⇒勉強遅れと出席日数への不安

次第に体調も不安定になり、心療内科で不眠症の診断が出るまでになりました。

私の両親は、不登校についての理解が全く無かったので、最初は学校に行かない私を頭ごなしに叱りました。

父には「受験はどうするんだ。先生たちも忙しいのに、迷惑をかけるな」と何度も叱られました。

私はその時は受験どころか勉強のことも考えられずにいたので、「私の心配はしてくれないのか」と悲しくなったことを覚えています。

「出席日数」と「勉強の遅れ」を具体的に考え始めたのは、中3の夏休みが明けたころ。

私は趣味で裁縫を始め、服作りを仕事にしている人と知り合って、私も将来服作りの仕事に就きたいと思うようになっていました。

学校で唯一信頼していた学年主任の先生に相談すると、「高校には行ったほうが良いよ」という答えが返ってきました。

私は先生のアドバイスを受けて、両親と相談して通信制高校を受験することを決めました

通信制高校時点で受験まで半年を切っていたのですが、やりたいことが見つかったことで気持ちが前向きになり、その時はまだ、勉強の遅れなど全く気にしていませんでした。

私の勉強をサポートしてくれたのは、隣クラスにいた唯一の親友でした。

その親友の助けもあり、完全な不登校から別室登校ができるようになりました。

ただ、いざ受験に向けて、教科書を開いたのですが、教科書の内容が「ちんぷんかんぷん」で全く理解できませんでした。

不登校前の中学二年生の頃勉強した学習内容よりも、勉強が格段に難しくなっていたのです。

約半年の間に、「価値観が合わない、幼い」と思っていたクラスメイト達はその難しい勉強をいとも簡単に解けるようになっていたことにショックを受けました。

そのうちに次々と志望高校を合格した子も出てきて、ようやく勉強の焦りを感じ始めました。

簡単な練習問題一つを何十分もかけて解く私に対して、親友は根気強く付き合ってくれました。

特に勉強の遅れを感じたのは数学です。見たことのない数式や記号がたくさん出てきて頭が混乱しました。

それに追い打ちをかけるように、社会科の先生に呼び出され、「あなたは出席日数も足りないし勉強も全然できてない。だから社会科のワークを2日で完成させてきなさい」と言われました。

 

私は好きで勉強できないんじゃないのに、
勉強も頑張ってるのに、

悔しい気持ちでいっぱいでした。

 

他の教科の先生も「出席日数が足りない」「評価がつけれらない」と言って大量の課題を出してきました。

悔しさで泣きながら、突然出された課題を解いていたのを覚えています。

約半年間の不登校期間、私はひたすらに自分の好きなことをして過ごしていました。

そのほうが、価値観の合わないクラスメイトに合わせて笑っているよりずっと有意義で心が満たされたからです。

しかし、不登校の間にクラスメイト達は成長していました。

人間的に、というより社会的に。

「高校に進学するうえでの学力」や「処世術」が、ぐっと伸びていたのがわかりました。

最終的に私は年明けには教室に足を運ぶことが出来ていたのですが、一人だけ取り残されたような錯覚に陥っていました。私だけ時間が止まったような、そんな気分でした。

それでも受験は成功し、通信制高校に無事入学が決まりました。その後も挫折を繰り返しながら今に至ります。

出席日数が足りないことで生じた勉強の遅れと心の遅れ。いまだに心はどこか15歳の中学生のままのような気がします。。

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中学不登校児も、出席扱いになる制度

私は出席日数が足りないことで、心理的なストレスが続きました。今でもあの頃の苦しさが思い出されます。

最近知ったのですが、中学不登校児には、自宅でIT等を活用した学習活動を行った場合には、出席扱いとなる制度があるそうです。

文部科学省の制度であり、不登校の生徒が自宅のパソコンやテレビ等の通信システム、または郵送等を使用して学習することで出席扱いにしてくれます。

さらにその学習成果を成績に反映してくれるそうなのです。

一定の条件として、

  • 保護者の方と学校の連携・協力関係が十分に保たれていること
  • 訪問などによる対面指導が定期的、継続的に行われていること

などがありますので、その制度に対応した学習システムを利用することも良いでしょう。

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高校受験を控え、出席扱い制度を利用すべき理由

理由① 不登校でも自分ペースで、家勉強できる

中学校に行かなくても良いので、不登校の子供には精神的な負担が少ないです。

学校は勉強だけでなく、人間関係も気にしながら過ごさなくてはなりません。

いじめ等の人間関係が原因で不登校になった方は、学校に行って学習活動するという行為自体、ハードルの高いものです。

しかし、自宅で学習することができれば自分のペースで勉強を進めることが出来ます。

理由② 不登校でも勉強遅れを取り戻せる

中学校を不登校していると、時間の進み方は早いもので、たとえ半年間でも、中学の学習内容は驚くほどに先に進みます。

不登校という状況にありながらも、高校大学の入学試験を受けたいと思う方は少なからずいると思います。

入学試験には当然出席日数も関係してきますので、自宅で学習を進めながら出席日数もカウントされるこの制度はとても心強いものだと考えます。

理由3 不登校でも外部と繋がりが持てる

不登校になると、外(学校、地域等)との繋がりが希薄になってきます。

更に引きこもりがちな生活によって、社会の情報にも疎くなってしまいます。

この出席扱いの勉強制度は、完全に自宅のみでの学習ではなく、定期的な対面指導が行われます。

その際に、自分の近況を話したり、逆に学校では今どんなことが行われているのか、コミュニケーションをとりながら学習を進めることができます。

不登校のとき「出席日数の心配」と「学習」に苦労

私が中学不登校になった当初は、出席扱い制度があることさえ知らず、どうやって学習を進めたらよいか分からず苦労しました。

体調も不安定な中で、半年分の学習内容を手探りで覚えていくのはとても大変でした。

不登校児の勉強制度をもっと早く知っていれば、効率よく更に意欲的に学習できたのではないかな、と感じます。

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不登校で悩んでいる中学生へ

中学不登校になる原因は様々です。

いじめ、人間関係の悪化、家庭の事情…

一人ひとり、何かしらの理由があって学校に行けない状況にあります。

しかしそれを、ネガティブな方向に捉えるのは間違っていると私は考えます。

「不登校になってしまった」ではなく、自ら「不登校の道を選んだ」と解釈してみてはどうでしょうか。

私は以前、不登校を研究する教育学生に「(不登校になって)なぜ道を踏み外したのですか?」と質問されたことがあります。

私はそのことに対して憤りを隠せませんでした。

世間一般から見た「不登校児」は「道を踏み外したもの」とイコールで繋がってしまうのか、と。

確かに、不登校の日々は辛いことの連続でした。心療内科に通い、周りから白い目で見られることもありました。

ですが、自分と向き合う時間が増えたのも確かです。私の場合、趣味の裁縫やイラストに没頭したことで、将来の夢を見つけることができました。

今日の日本では、「逃げる」ことは「弱い」と思われがちです。

不登校になることは逃げ、そんな考えを持つ方も多いと思います。逃げても良いのです。

辛い学校生活に耐えられず、自ら命を落とす。そんなニュースが聞こえてくるたびに悲しくなります。

なぜ不登校という道を選ばなかったのか?

生きていれば、何度だって変わることが出来るのですから。

どうか不登校だからと、どうか後ろ向きにならないでください

「今自分が何をしたいのか」「どう生きていきたいのか」それが大事になってきます。

私は現在、児童館職員として社会に出ています。高校に入学してからも不登校復学を繰り返し、最終的に七年かけて卒業しました。

その中で、「私と同じく不登校に悩む子どもたちの手助けをしたい」と考えるようになり、子ども関係の仕事に就きました。

真っ暗で明日どう生きていこうか分からないような生活から、ここまで自立できるようにったのは、中学時代の不登校の経験があったからだと思います。

不登校という道を選択して良かったと感じています。

不登校の悩み・不安を抱えている中学生へ

元・中学教師
元・中学教師
不登校の生徒のことで悩んできました。

皆さんは「不登校」という言葉を聞くとマイナスなイメージがあると思います。

「友達がいないのかしら」
「いじめられているのでは?」
「社会になじめないのね」など、

不登校児も、自分では気にしていないつもりでも、周りがはやし立てると、どうしても気になってしまうことがあります。

私が教員をやっていた頃に経験したことから話してみます。

不登校の原因も色々あります。教師としての私の経験から一言づつ言わせてください。

「いじめ」が原因で不登校

まず、いじめられているという人へ。

不登校という形で逃げたことは素晴らしいです。いじめらると、逃げたくても逃げられなくなって自殺してしまったり、自傷行為をしてしまう人もいます。

自分を傷つける方法ではなく、不登校という形で逃げて守る方向に走ったことが偉いです。

いじめはそのうち時間が経てば収まります。いじめっ子が飽きてしまえば終わりなのですから。それまで逃げていていいと思います。

「友達がいなくて」辛くて不登校

次に、友達がいなくて辛いという人へ。

中学校の時の友達は一生の付き合い、なんて言葉がありますが、そんなことはありません。

いや、ある人もいますが、ほとんどの人が中学校の友達とは付き合いが続かないと思います。

マイルドヤンキーのような地元をこよなく愛する人だったらずっと関係は続くと思いますが、地元を離れる人にとっては別になんていうことないです。

なんなら、社会人になってから本当の友達ができる人もいますし、現実世界ではなくネットの世界で友達ができる人もいます。焦ることはないです。

「授業がつまらなくて」不登校

最後に、授業がつまらないという人へ。

私も教師でしたが、先生も人間ですから、教えるのが上手い下手ありますし、相性がいい悪いもあります。

たまたま授業の雰囲気が合わない先生だったのでしょう。また、先生からのいじめという問題もあります。

それなら最初に述べたように不登校という形で逃げて正解です。

でも、もし授業がつまらないだけであれば、自分なりに勉強できるチャンスです。図書館や家庭学習で調べ放題、自分が気になったことをとことん追求できます。

総じて言えるのは、焦らなくていいということです。

不登校でも勉強できるし、出席要件をも満たせる

とはいえ、不登校の状態だと、

「勉強が遅れる…」
「出席日数が足りなくる…卒業できるかな」

と不安や心配がつきものです。

でも大丈夫です。

しっかり家庭学習をすれば、出席要件を満たす制度があるのです。

みなさんはITを利用した授業をご存知ですか?ITを活用した授業は、CMでやっている「スタサポ」や予備校のサテライトではありません。

ちゃんと文部科学省が認定している学校で取り組んでいい授業形態です。

概要として、基本的なやり取りはメールや郵便になり、たまに訪問や連絡という形で授業を受けるものです。

いわゆる通信制高校や、通信制の学習塾みたいな感じだと思ってください。

必ずしもこれを受けたから単位として認定してもらえるというわけではなく、あくまでも「学校に行く意欲はあるけれどどうしても行けないために授業に遅れが出てしまった生徒への救いの手」という立ち位置にあるので、学校の先生とよく相談するといいでしょう。

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IT授業で勉強して、出席要件を満たすことはオススメ

このITを利用した授業形態をおすすめする理由は3つあります。

①まんべんなく勉強できる

中学生なので、大学のように自分の好きな分野だけを勉強できる年齢ではなく、様々な勉強の基礎を学ぶ時期です。

なので、好きなことをたくさん勉強できると言いましたが、やはり最低限の基礎は必要です。

このIT授業であれば、学校に行けなくても必要最低限の基礎知識を学ぶことはできます。もし、それで興味を持ったら自分なりに勉強すればいいのです。

「三角関数なんていつ使うの」「歴史を知ったところでなんの役にたつの」と思うかもしれません。

でも、三角関数が分かれば機械工学に興味を持った時に自分で設計できるし、歴史が分かれば歴史が絡んでくるゲームや漫画にハマった時にさらに深く読むことができます。

不要な勉強なんてありません。

②自分のペースで勉強できる

中学校の授業は個々人の学習レベルに合わせた授業をしてくれません。

解くのが遅くて中途半端なノートがたくさんある人や、勉強ができて学校授業が退屈だった人など様々です。

私も中学生の時は解くのが早かったので、授業中暇つぶしが大変でした。

でも、IT授業なら自分のペースで勉強ができるので、早く解けたら早く提出すればいいし、時間がかかればゆっくり解けばいいんです。

また、体調が不安定な人なら自分の勉強できる時間帯に勉強できるので、体調に合わせて課題をやることができます。

③1人でじっくり勉強できる

不登校の人の多くは、クラスメイトとの関係うまくいっていない、という理由をもっています。

そのため、授業中も周りの目が気になってしまい、集中できない人もいます。

しかし、IT授業では完全なる個人プレーなので周りを気にせず、字の汚さや発音なども気にしないで授業を受けることができます。

中学生は周りの目が異様に気になってしまう年頃です。1人でじっくり集中して勉強できる環境というのも、ある意味必要なのかと思います。

勉強したいけど、人間関係が辛い人には特にオススメ

私も中学生の時は人間関係に悩んで学校に行きたくない時期がありました。

でも勉強はしたくないわけじゃないので、勉強が遅れるのにはちょっと抵抗がありました。

もし、その時にIT授業があれば、人間関係を少しお休みして勉強に集中出来ていたかもしれません。

あの頃があったから今があると言えばそうなのですが、辛い思いをしてまで続けるものでもないので、勉強したいけど人間関係が辛いという人には向いています。

親の反対とかもあるかもしれませんが、自分が生き生きと過ごせるなら選択肢として考えるのもアリだと思いますよ。

不登校は家で自分を見つめ直す良い機会

不登校は自分を見つめ直すいい機会だと思います。

  • 自分は何を勉強したいのか?
  • 楽しめることは何なのか?
  • 本当に頼れるのは誰なのか?

大人になってもこの問題を考えられる機会はありません。

でも、これらは人間の真意の部分でもあるので、本来は考えなければならないことです。

今、少しだけ学校と距離を置いても勉強はできるし、逆に広い繋がりができるかもしれません。少し楽に考えてみてはいかがですか?

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