娘は朝なかなか起きれず、その日の天気によっても、とてもやる気にムラがありました。
中学入学した最初の頃は「怠け癖」だったり、「生活リズム」が狂ってるのではないのだろうかと思い、悩みました。
しかし、学校に行きたくない、水泳を休みたいと言い出し、10月になれば登校直前に玄関で気持ち悪いとかがみ出すことが増えました。
病院を受診することにして、そこで初めて同じような疾患を抱えている中学生が居ることに気づいたのです。
学校に言っても、先生からの連絡帳に保健室と言う言葉がよく出ていることを発見しまして、その時に初めて、娘がほぼ毎日保健室登校していることがわかりました。
娘は起立性調節障害で中学不登校
当時わたしは、近隣の両親(娘にとって祖父母)と仲も悪く、また娘はリストカットをしてしまいした。
わたしは起立性調節障害がいまひとつ理解できないこと、精神的な問題もあるかもしれないと余計に悩みました。
娘の生活環境を変えないといけないことを考えて、これを機会に両親に住所を隠して転居
することにしました。
娘には起立性調節障害だけではなく、他にも疾患があるかもしれない、と思いあちこちの病院に通院したところ、長期間蓄膿症だったこともわかったのです。
娘にとっては申し分ない環境だと思ったのもつかの間です。
引っ越しして転校した新しい中学校では、精神論・根性論がいまだに根強い学校で、娘の保健室登校を許してくれませんでした。
学校に居場所もなくなった娘は、あろうことにも、運動会前に家出してしまったのです。
家出した場所はわたしの両親宅です(娘にとっては祖父母宅)。
家出してからは警察沙汰も起こすようになり、子供支援課が介入することになりました。
その間には両親が娘を無断で児童相談所に連れ回す出来事があり、娘は倒れて不登校状態になってしまったのです。
中学校側は起立性調節障害を認めてくれずに、保健室の滞在を認めてくれません。
学校の先生は娘が体調不調と言っても疑ってばかり。中学校側は休むことに疑問を持ち
娘とわたしを問いただしてばかりでした。
娘もわたしも不登校に関し、矛盾とプレッシャーで苦しみました。
わたしは「オンラインスクールがあればいいのに」と子供支援課につぶやくようになっていました。
「起立性調節障害」中学不登校でも出席扱いになる制度
最終的には、文部科学省の不登校児童生徒へのIT等を活用した学習活動と言うものに出会う前には卒業式を迎えることができました。
当時わたしは文部科学省の制度を知らなかったのですが、こちらの学習活動を見れば見る程、今更ながら悔やまれます。
文部科学省の不登校児童生徒へのIT学習活動と言うのは、不登校児に登校を無理強いするものではありません。
かつ、子供の不登校を助長させるようなものでもありません。
不登校な子供はマイペースな性格の子がわりと多いのですが、IT、郵送やFAX、紙面や民間学習塾など本人の個性に合わせて学習方法を選べます。
また、先生との対面機会も定期的に設けられるので、他人との関わりも持つことができます。
起立性調節障害は「文部科学省」学習制度を利用と良い
文部科学省の学習制度を利用すると良い、3つの点があります。
利点① 子供の不登校対応に余裕を持てる
1つ目、文部科学省がバックになる制度なので、大人側が安心する気持ちを持つことで子供の不登校対応に余裕が持てるようになります。
子が不登校になると、学校側も親側も責任のあまりわたし達を追い詰める傍、子供も追い詰めてしまうような雰囲気を作ってしまいます。
子供もそのような雰囲気を察知し、さらにわたしを追い詰めてしまいます。
しかし、こちらの制度を利用すれば不登校対応が具体化され、学校側の対応が柔軟になり、親も指導を受けることによりギスギスしたような感情が軽減されることでしょう。
利点② 不登校児に合わせた勉強プログラム
2つ目、本人に合わせたプログラムを組むことは、個性を伸ばす機会に繋がります。
どんな事情であれ、不登校になることは本人が特別に勉強が好きではなければ、何か特技を伸ばして自信をつけてあげることから始めたほうが良いでしょう。
授業を受けていないのに学校と同じ進め方をするのは子を傷つける一方です。
劣等感を解消するには本人の個性を大切にしてあげることだと思います。もちろん勉強が好きな子ならば勉強に特化することが一番でしょう。
利点③ 中学校を出席扱いに
3つ目に良い点は、中学校を出席扱いにしてもらえることです。
中学校を出席扱いにしてもらえることは親側にも子供側にも心に余裕ができます。特に、どれだけ子供は勇気づけられることでしょうか。
中学不登校で悩む起立性調節障害の方へ
不登校で悩むのは当たり前だと思います。
起立性調節障害の子供が悪くないとわかっていても、不登校だからと辛く当たってしまうと言う悪循環を繰り返します。
悪循環の負のスパイラルからもなかなか抜け出せません。
一番子供を傷つけるのは、何も手助けもしてくれないのに劣等感につけこみ人を非難してくる他人です。
相談する場所は子供支援課や児童相談所だと親が悪者にされてしまいますが、男女共同参画センターなど親視点で考えてくれる場所もあります。
親がストレスたまるのは当たり前です、また、親と子の相性合う人間も別なのでそこもうまく切り分けて相談場所を設けるのが解決への近道だと思います。
もし不登校の原因が体調不調ならば、なるべく体調改善を優先して無理な登校をすすめないことだと思います。
何が正しいかわからないと悩むのは当たり前なので、悩みつつ改善点を求めていくのは誰しも同じだと思います。
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