親の対応

【保存版】不登校のお子さんの居場所づくり⇒中学生・高校生、ご家庭の方は読んでください

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23才、栞
23才、栞
中学高校時代に、不登校だった私自身の実体験に基づいてお話しします。


不登校になった時、居場所づくりが重要

学生の間、その多くの時間を過ごすのが学校です。不登校の生徒の場合、その学校という場所に行けなくなってしまうと、自分の居場所や存在意義を見失いやすくなってしまします。

その為、自己肯定感の維持の為にも、居場所づくりはとても大切です。

「自分はここにいてもいいんだ」
「ありのままの自分を受け入れてくれる場所があるんだ」

という実感を得られる環境を用意してあげることです。親子で一緒に探すことがとても大事なことになってきます。

不登校になり、自分の居場所を見つけられずにいると、やがては引きこもりがちになってしまうことがあります。

こうなってしまう前に、現在の学校ではない場所で、自分が自分らしくいられる居場所を見つけることが、不登校の二次障害を防ぐコツにも繋がってきます。

居場所を創るということは?注意点

不登校の居場所づくりの際に重要となってくることは、

「本人にとって居心地がいいかどうか」が一番だと思います。

ここで言う居場所というのは、不登校という挫折や劣等感を感じているお子さんが「(今の)学校に行けないそんな自分でもいいんだ、ありのままの自分でいればそれでいいんだ」と実感できる場所のことです。

生きているだけで十分、そしてそんな学校に行けない本人たちをそのままの姿で受け入れてくれる場所、他の誰でもない自分という存在を認めてくれるような場所のことです。

ですから「学校に行けている、行けていない」は全く関係ない、不登校であるか否かを問われないような場所、環境を見つけることがとても大事だと思います。

居場所づくりの際には、

本人が実際にどう感じたか?
居心地は良かったのか?
また行きたいと、そう思えるような場所であるのであるか?

ということを一番に重視するべきです。

ここで親御さんが「この場所なら勉強も教えてくれるみたいだし」といったように、本人ではなく親御さんの心配を解消してくれるような場所を選んでしまうのは間違っています

親御さんの価値観、不安を本人に押し付けないようにだけは気を付けて下さい。

家庭内での居場所づくり

趣味に没頭できるように

不登校になってしまうと親子仲が悪くなってしまうことが多いので、学校だけでなく家庭でも居場所を感じられにくくなってしまうことがよくあると思います。

ですから家庭内で居場所を作るというのは実際かなり難しいことかも知れません。

もし家庭内で出来る趣味を持っているのであれば(例えば楽器、ギター練習や料理、絵画、ゲームでもいいかも知れません)その趣味に没頭するのもいいかと思います。

これを行っている間だけは、学校のことを忘れられるといった趣味があるのであれば、ぜひ続けて下さい。

趣味がないという場合には、趣味探しを行うのも良いと思います。

家庭教師、相談相手探し

また自分の悩みを吐き出せる、相談できる相手を見つけることもとても大事になってきます。そんな自宅に来てくれる相談相手を見つけるのも良いでしょう。

大学生のボランティア等で不登校の子供の居場所づくりをメインに活動している団体もあります。

実際に話相手として自宅に訪問してくれる家庭教師サービスもあります。

NPO団体や、専門の家庭教師に相談して自宅に出向いてくれる話相手、相談相手を見つけると良いと思います。

学校での居場所づくり

保健室登校

学校での居場所づくりとしては、まず保健室登校が可能であるかどうか学校に相談してみましょう。

学校によっては保健室登校を認めない学校もありますので、事前に確認してみてください。

保健室登校が許されるのであれば試しに保健室登校してみてください。それが続きそうであれば十分です。

スクールカウンセラー

スクールカウンセラーのいる相談室に行くのも良いでしょう。

保健室よりは相談室の方が気楽に入りやすい空間かも知れません。保健室登校と違い、相談室に在中している方はプロのカウンセラーなので、上手に相談に乗ってくれると思います。

放課後の部活動だけ参加

また部活動だけの参加が許されるのであれば、放課後に部活動だけ参加しに行くという手もありです。

実際に私の周りに部活動だけ参加しに行っていた不登校の友達がいました。

通信制高校に入学、転校、編入

通信制高校の場合は、まずそもそも学校に登校することがないので、家庭内又は学外で既に居心地のいい場所を見つけられている人にはおすすめです。

無理して学校に登校する必要がほとんどないので、精神的負担が少なくて済むと思います。

社会的(学校以外)な居場所づくり

フリースクール

学外での居場所づくりとしてフリースクールを見学してみることはおすすめします。

全国に色んなフリースクールがあります。利用料金も様々です。無料のボランティアとして行われているフリースクールから、企業運営として利用料金を頂きながら運営しているフリースクールまで様々です。

フリースクールは本当に自由です。何の縛りもありません。

何時に来て何時に帰ってもいいし、何をして過ごしたっていいのです。何かを強制されることはまずありません。強制することはない上に時々、セミナーとして「ドラム入門」「ギター入門」「お菓子作り会」といったイベントが開催されます。

ここで習った楽器の技術を利用して、フリースクール内でバンドを組むことも多いそうです。うまくいくと趣味も見つかるし仲間も見つかります。フリースクールは一度見学、体験することをおすすめします。

習い事

習い事を始めることも良いと思います。

実際に聞いた例では不登校をしていて学校では居場所を感じられずにいた生徒がダンスの習い事を始めると、そこで出会った学校以外の仲間との繋がりを通して、自信と自己肯定感を感じられるようになり、不登校ではあるものの前向きな性格になったという実体験を聞いたことがあります。

習い事先では学校の異なる人にたくさん出会えるので、学校以外の居場所づくりとしておすすめします。

適応指導教室

あとは適応指導教室を利用することも良いかと思います。適応指導教室というのは各市町村の教育委員会が運営している、「在籍校とは別だけれども出席日数としてカウントされる教室」のことです。

一応、時間割も決まっており、勉強を教えてくれるのは定年退職した元学校の先生などです。自分で教材を持ち寄って、分からないところを先生方に質問して教えてもらうような形式で授業が行われます。

フリースクールとは異なり、出席日数にカウントされるというメリットがありますが、割と学校に近い体系をとっているので、合わない人には合わない場所です。

不登校の中学生⇒居場所作りの際に気をつけること

中学生の場合、高校受験を控えていますから出来るだけ学校に近い場所に戻れるのが理想ではあります。

その為、学校の中にある保健室登校や相談室登校、出席日数にカウントされる適応指導教室の利用といったところが受験を考えると、居場所づくりとしては理想ではありますが、無理は禁物です。

まずは本人が「居心地が良い」と思える場所、そして「また通いたい」と思える居場所を探すことが大切です。高校受験の不安もあるとは思いますが、一旦、受験のことは置いておいて「居心地の良い居場所づくり」を心掛けてみて下さい。

不登校の高校生⇒居場所作りの際に気をつけること

高校生の場合も中学生の居場所づくり同様にまずは進学のことは一旦、置いておいて、本人の自己肯定感、自信が回復されそうな場所を探すようにしてください。

中学生とは違い、高校生であれば学校の形態も様々ですから、全日制高校に限らずとも、不登校の生徒を専門としている通信制高校や、

様々なバックグラウンドを持つ個性豊かなメンバーが集まる定時制高校など、自分に合う学校を選ぶのも、居場所づくりに繋がってくると思います。

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