「学校に行きたくない」と、同じ悩みを抱えていた方から、アドバイスをもらっています。宜しければ、参考にしてみてください。
Contents
学校に行きたくない原因・理由⇒人間関係(中学2年生以降のクラス替え)
わたしの場合、学校に行きたくなかった一番の理由は「人間関係」です。田舎育ちで、小学校を卒業すると、ほとんどの人が近所の市立中学校に通っていました。
市立中学校に入学後は、中学一年生の時には仲の良い友人たちがいたクラス環境で生活していたのですが、中2年生以降のクラス替えで、仲良しグループがそれぞれ完全にばらばらのクラスになってしまいました。
他の友人たちはそれぞれ一緒のクラスメイトがいたのに対して、私だけは誰一人旧友がおいないクラスになってしまって…。
ずっと孤独な思いで学校生活を送ることになり、次第にクラスでの居心地の悪さを感じるようになりました。
確かにずっと学校生活をしていれば、多少の雑談をするような仲の人間関係は築けるようになっていましたが、それでもやはり何か居心地が悪く、もともと仲がよく一年間の友達生活を積み上げてきたものがある人々とはどうしてもシックリきませんでした。
話題は合わなくて、価値観もなにかいつもすれ違っているように感じられました。今となってはそれは自分の思い込みだったのか真実だったのか判別がつきませんが、とにかく当時の私にはそのようなクラス環境における人間関係がひどく不愉快で、学校に行くことが苦痛でした。
学校に行きたくない時の「対処法」⇒自分だけの居場所を作ること
私みたいに、人間関係が原因で学校に行きたくなくなっている人は、なにか、没頭できることを探すということが良いと思います。
私自身は中学2年次、3年次と人間関係に不愉快さを感じるクラス境遇にあったのですが、中学2年次と3年次で、クラスに馴染めるような対処の方法を変えたりしていたのです。
中学2年生の時は、何よりもとにかく元々の仲良しの友人とお喋りがしたかったので、他のクラスへと遊びに行きました。他のクラスに遊び行く子は珍しかったのですが、それでもよく仲良しの友達に会いに他のクラスに通っていました。
しかし、他のクラスの友人は他のクラスで、自分のクラスの友人たちを新しく作ることが忙しくて、集まることは次第に難しくなっていきました。
私は人見知りで、同じクラスで新しく友人を作れず、また他のクラスへと遊びに行っているときにその機を逃してしまって完全に孤立してしまいました。
従って、中学3年生では、本を相手にするようになりました。つまり図書館に暇さえあれば通い詰め、司書さんや図書館に来る先生方にお勧めの本を紹介してもらいながら、一生懸命あらゆる本を読み漁っていました。
ある時には推理小説を読み、或る時には大百科を、或る時にはヒエログリフを紹介している本なんかも読みました。読み終えると司書さんたちに感想を伝えて、本についてお話をしました。
人見知りの私でも、本の内容をお互いに把握しているため、会話には困らず楽しいひと時を過ごせました。そのようにして身についた知識と経験は、今でもとても良い思い出となっています。私の場合は本との出会いが人間関係のつらさを忘れさせてくれるものとなりましたが、だからといってその限りである必要はないと思います。
何か、自分が本当に「没頭」できるものがあれば、それでよいのではないかと思うのです。というのも、中学生ならほぼ必ず部活動には所属しなければならないし、中学生といえどもいくつかのコミュニティに所属することは必ず求められています。
私の場合も、クラス活動の他にも、塾にも通っていたし、部活動では卓球をして、習い事として空手道をしていました。いくつかのコミュニティの中で居心地が良い場所があるならば、そこに通い詰めるのが良いと思うのです。
私の場合、習い事は週に一回で回数が少なく、部活動は自分には合わず、先輩後輩の上下関係が苦手でなじめませんでした。
なので、黙々と本を読み、それを踏まえながら会話に花を咲かせるようなスタイルが自分に合っていたのです。
けれども、先ほども言ったように、「没頭」できるものならば、何でも構いません。アニメを観ることでも、スポーツをすることでも、おしゃべりをすることでも、ゲームをすることでも、何でも構いません。自分自身がのめりこんで、自分でいられる場所というものを探してみてください。他の人の眼が気にならなくなるくらい宙になれるものが見つかれば、それがあなたの居場所になるのだと思います
高校には行った方が良い⇒専門学校や大学への準備
高校には行った方が良いと思います。形はなんであれ、つまり高校卒業資格を取る高卒認定試験を受けるようなやり方であれ、通信制高校であれ何らかの形でとる必要があると思います。
小学校時代の友人には、高校でうつ病になってしまい高校を退学しましたが、最終的には通信制高校に入って無事に卒業し、専門学校へ進学を決めていました。
高校入学は、それ自体が目的ではありません。最終的には大学や専門学校に行き、自分の目標を達成する必要があるから行くのです。
すでに目標がある中学生の中には、普通科でない高校へ行きたいという人もいるでしょう。その場合はそのような自分の希望を満たしている進路先の高校を探してみてください。
農業や商業、工業には特にそのための道が開かれているでしょう。しかし、何も目標がない、という人はさしあたり普通科の高校を目指してみることが良いと思われます。月並みな言い方ですが、高校、そして大学へと進学することで、自分の知識を増やしながら自由にものを考えられる時間を確保することができるようになります。
そうして時間をかけてゆっくりと人生に向き合っていくためには、やはりまず、高校進学を目指し、進路を曖昧でもいいので前へと向けていくことが肝要ではないのでしょうか。高校は通信制高校でも、定時制高校でも何でもいいのです。
私は何の目標も目的もないままに地元の進学校へと進学し、最終的には大学にも進学するようになりました。
振り返ってみて、当時よりもやはり今の方が明白で的確にものを捉え、知っていることを動員しながら自分の意見をまとめることができるようになりました。このような体験は、やはり高校進学を目指して取りあえずでも進路を前に進めてきた結果であると思います。従って、何らかの形で進学を目指すような進路をとることを、私はお勧めします。
学校に行きたくなくても、とにかく高校進学すること
私の場合は、特に専門的にやりたいことも興味もなく、しいて言えば小説本を読むことが一番の趣味であったので、普通科の高校進学を目指しました。
とりわけ、高校進学とはその先の大学進学を目指すための布石であったので、進学校へと進もうと考えて受験しました。
なぜなら、普通科の高校の中でも、その先の進学を見据える高校と、地域への就職を目指す高校では、全く授業の方針が異なるからです。
また高校時代の人間関係はその後にも影響します。進学校では、進学を目指す学生が大半を占めるので、大学へ進学したのちも、近くの大学や各地の地方で友人たちに出会うことができるようになります。
このように、高校選びは自分の目指したい、もしくは目ざすものがないなら、無いなりにどうするかを考える必要があります。
友人の中には農業科に進んだものもいれば、商業科を出ている人もいますし、工業高校や高専など、様々な進路先へと進学していました。それぞれの興味関心がそれなりに定まっている場合は、そのような進学も勿論とても有益なことであるように思われます。
このように言うと、特別科の高校に入学したらそれで食っていかなければならないと思って嫌煙してしまう人もいるでしょう。しかし、現実にはそんなことはありません。やり直しは何度でも聞きます。
実際に農業科高校に入学し卒業した友人は、全く別の工業の仕事についています。ですので、将来を見据えてといった漠然としたものにイメージがつかないのならば、今何に関心があるのか、という目先の点に目を向けながら進路を考えるのも一つの手段ではないでしょうか。
そのようにすることで、周りには自然と自分と近い考えの人々が集まってくるようになります。そうしていくうちに、だんだん話の合う友人が見つかりやすくなり、人間関係での悩みは解決して行くのです。
人間関係の悩みは解決するから
中学生として今何か悩みを抱えている人は、とてもつらい時期なのかもしれません。最も多感と言われ周りの大人たちや生徒たちが信じられなくなるようなときがあるかもしれません。
そんな時は、ふと立ち止まって、自分の中の自分の声に耳を澄ませてみてほしいと思います。つらくなったら立ち止まり、自分を振り返ることで、何らかの新しい答えや道筋が照らし出されていくのだと思います。
結局は自分のことは自分でどうにかするしかありません。両親はもし親切な人であったとしても、心の問題まではなかなか解決できません。それは私たちの命に深く根差したものだからです。ですので、どうか自分を振り返ってみるということだけを、迷ったときに思い出してみてほしいと思います。
前進すると、見えてくるものがあります!
▼▼無料で一括請求▼▼