「学校に行きたくない」と、同じ悩みを抱えていた方から、アドバイスをもらっています。宜しければ、参考にしてみてください。
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学校に行きたくない原因・理由⇒高校の授業が悪い・ストレス→不眠→勉強できない
私の通っていた高校では3年生の2学期になると通常の授業を打ち切って入試問題の解き方を解説する授業を行っていました。大体似たような問題の解き方をひたすら解説するという授業です。すでに理解している問題でも、解き方を延々と解説されるのは時間の無駄であり、ストレスでした。
学校の授業で解説される問題は「センター試験方式」のものだったのですが、私は当初センター試験よりも2次試験の配点の大きい大学を志望校にしており、いくらセンター試験の演習をしても2次試験で必要な記述式の問題の答案を作成する能力は身につかないので、毎日「無駄な時間だなあ」と思いながら授業を受けていました。
私が当時通っていた塾では、ガッツリ記述式の答案の作成方法についてレクチャーを受け、授業のほかにも実際の志望校の過去問の答案を提出して添削を受けたりしていたので、学校と塾のサービスの落差が信じられませんでした。
学校のテストも答えだけ書けば良い小さな問題がたくさんあるタイプもので、大きな問題を時間をかけて数問解くタイプの大学入試の2次試験の練習にはならないものでした。
学校に行きたくないときの「対応」⇒親以外の大人に相談を!
私は実際に学校の授業が良くないことを親に伝えて定期的に学校を休ませてもらえるように親に何度も頼みましたが、親には認めてもらえませんでした。
当時の私の親は「公立の進学校だからちゃんと授業をやっているに違いない」と思い込んでしまっているようで、私が何を言っても体調不良以外の理由では休ませてもらえませんでした。
その親が最近になって「お前はもっと良い大学へ行けたんじゃないか」と言い出しているので、何かのギャグのつもりなんだろうかと思っています。
日本では親の子供に対する権利というものは非常に強く、両親が問題を正しく理解してくれないことには子供の立場ではなにをしてもどうしようもないというのが事実かと思います。
今思えば親以外の大人をもっと早くから頼れば良かったのではないかという気もします。でも私は実際に担任の先生とかカウンセラーとかいう人たちに相談してみて、その人たちが話を聞くだけ何もしてくれず、そもそも何かができる権限を持ってない、という経験をしていたのです。積極的に親以外の他人を頼ろうにも頼れそうな相手がいないという状態でした。
私の場合には「蓄積したストレスから来る不眠→精神科で睡眠薬もらう→睡眠薬効かなくなる→薬増える→どうにもならなくなって高校3年生の2学期途中から学校へ行けなくなって勉強もできなくなる」
という最悪の経過をたどってしまったのです。
このような事態にならないためにも、親がいち早く何が問題になっているか正しく認識し、子供と適切な意思の疎通を通じて最適な解決策を考え、親権に基づいて適切な対処を行う、という対処が必要です。
人が他人を理解するのは容易なことではなく、それは親子であっても同様です。親子兄弟であっても異なる価値観と感性を持っているものです。
子供の言うことが理解できないという場合には、子供は自分の付属品ではなく独立した一つの人格であるということを正しく認識しすることが必要です。早い目に第三者の助けを借りることも必要です。
それでも高校には通わなくては行けないの?
私の場合は、無理やり高校に通っていました。その結果として私自身の精神状態も最悪になったし、勉強もできなくなってしまいました。
高校には、無理に通う必要はないと思います。でも高校卒業資格は大事です。
高卒認定試験の難易度は決して高くなく、中学校でまじめに授業聞いて理解できてた人であれば、少し勉強すれば取得は容易です。
もし中学校の授業内容が理解できてないのなら、塾や予備校にもそれ用のコースはありますし、通信教育という方法もあります。お金がないならネットで過去問入手して解きまくるという勉強法もあります。
文科省のホームページには過去数年分の過去問と回答例が載っています。パソコンとプリンターさえあればダウンロードして印刷できます。なので高卒の資格が欲しいだけなら、別に無理して合わない全日制の高校を卒業しなくても良いと思います。
「全日制の高校へ通わない」という選択のデメリットは、「自分の能力を同世代の他人と比較して適切に評価することが難しくなる」という点に尽きると思います。
高校に通ってなくても高校の教科書は入手できますが、実際の高校でどんな授業が行われていて、自分と同世代の生徒はどれぐらいその授業を理解していて、テストではどんな問題が出て、平均点はどれぐらいか、というような情報は、高校の教科書読むだけではわかりません。
現在の自分の能力は、本質的には他人と比較しなけれな正しく把握することはできないのです。自分の能力が分からないと、まず何を勉強するべきか決めるのが難しくなります。
結果として、やるべき勉強をやらずに済ましてしまったり、やらなくても良い勉強に時間を使ってしまったりします。身近に適切な指示をくれる人がいればよいのですが、そういう人がいつもいてくれるとは限りません。
この問題があるので、個人的には無理のない範囲であれば、ちゃんと高校通った方が良いと思います。通信制高校に変えても良いと思います。
学校の授業が悪い⇒自由な学校を選ぶことも良い方法
今の高校の問題というのは、一度入学してしまうと生徒の側でどの先生に教わるか選べないという点に尽きます。
生徒が先生を選べないのはみんな当たり前だと思ってるけど、本来は生徒の側はサービスの買い手であり、先生の側は売り手のはずなのです。
例えば、あなたの家にセールスマンが訪ねてきても、商品を買うか買わないか決める権利はあなたにあるはずです。同じように、生徒がどの先生の授業を受けるか決められないというのは本来筋の通らない話なのです。
もっとも本気でこの問題を解決したかったら国の教育行政を変革せねばならず、通う学校を買えたぐらいではどうにもなりませんが。
私が高校生の頃に聞いた話だと、私の地元で一番レベルの高い高校では、授業中堂々と寝てても叱られることがないそうです。
公立高校である以上、先生は定期的に転勤をしなければなりません。生徒のレベルの高い高校があるからと言って、レベルの高い授業のできる先生をその学校でずっと抱え込んでおくということはできないのです。
高校は一定の出席日数がなければ卒業できないシステムになってるので、生徒は嫌でも登校せざるを得ません。
かといって先生の方には生徒にマッチする授業をやる能力がないので、生徒は学校の後に塾や予備校に通わねばならず、先生の方でもそのおかげで生徒のレベルが維持できていることは分かっているので、授業中寝てても良いとかいうおかしなことになるようです。そのような自由な高校へ通うのが一番ましな方法であるように思えます。
高校へ通うことが目的ではない
子供はみんなそれぞれ目的があって、それを実現する手段として高校へ通っています。「高校へ通うこと」が目的なのではありません。
従って高校へ通えない事情がある場合には、「高校へ通う」以外の手段を用いて目的を達成できる方法を考える、というのが正しい対処だと思います。
子供が高校に通うために存在するのではなく、高校が子供のために存在するのです。
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