「高卒認定試験」のことを知っていても、「難易度がどの程度の試験なのか」知っている人は少数派です。
「どうせ受験したって合格することは困難だろう」と感じてしまい、高卒認定試験という選択肢を最初から諦めている人も多いことでしょう。
逆に、
「高卒認定試験なんて簡単だ」と思い、受験対策を怠り不合格になる人も少なからずおります。
高卒認定試験も試験である以上、誰でも合格できるわけではありませんが、必要以上に恐れる必要はない試験です。
事前に試験のことを研究して、しっかり準備をしておくことが重要となります。
今回は高卒認定試験の難易度、合格点・合格率などなど、受験する上で知っておくべきことを解説していきます。
高卒認定試験の難易度・合格率
高卒認定試験とは、「高校を卒業した人と同等以上の学力があること」を認定する試験です。
『高校卒業と同等以上の学力が必要だから、難易度が高そう•••』
そんな心配をする人もいることでしょう。しかし、不安に思う必要はありません。
なぜなら、高卒認定試験の出題難易度は基礎レベルだから。高卒認定試験で問われるのは難しい問題ではないのです。難易度は高くありません。
高卒認定試験は基礎学力を判定するものなので、英数国は高校一年生が習う内容が中心となります。
- 英数国は高校一年生レベルの出題
- 回答はマークシート方式
試験では難しい問題は出題されないし、解答もマークシートが基本となるので、高卒認定試験の難易度は低いと言えそうです。
また、高卒認定試験は「高校卒業と同程度の学力があること」を確認する試験なので、合格者に順位付けをしたり、合格定員を設定していません。
受験生同士で争う試験でないことも、高卒認定試験の難易度が高いとは言えない理由となります。
高卒認定試験の合格点・合格ライン
高卒認定試験は、40〜50%の正解率で合格できると言われています(文部科学省からの正式発表はありません。また受験回の問題の難易度によっても合格点は上下しますが、一般的にそのように言われています)。
合格最低ラインは、どの科目も100点満点中40点〜50点を取れれば合格できると考えておきましょう。
とはいえ、40点を目指して勉強すると、35点取得で不合格となりそうですから。
受験勉強する際には「60点以上」得点する目標を持って勉強するようにしましょう。
高卒認定試験の合格率
高卒認定試験の合格率は、毎回3~4割程度です。
「6割は不合格となる試験」
なんだか合格率が低い試験に見えてしまいます。
確かに、一回の受験で全科目合格を目指すならば、合格率は低いようにも思えますが、高卒認定試験は一発合格しなくても構いません。
高卒認定試験では「科目合格制度」を採用しており、一度合格した科目は、次回は受験しなくていい(免除となる)のです。
多くは受験生は「2回3回と挑戦」して、複数回受験で全科目合格を目指します。1科目以上の合格者の合格率は毎回80%前後ですから、
無理せず一歩一歩「科目合格」を目指すと良いと思います。
苦手科目は通信制高校で履修して、単位取得すればそれでも「科目合格」となります。
通信制高校をうまく利用している人が多いですよ。
高卒認定試験の受験生はどんな人?学力レベルは?
日本において、高校の卒業資格を持っていない人は沢山おります。
色々な理由からまだ高卒資格を持たない人達が、「勉強したい」「高卒資格を取得したい」という思いを抱えて高卒認定試験を受験してきます。
なぜなら、高卒認定試験に合格すれば、大学・短大、専門学校の受験資格を貰える他、就職する際や資格試験を受験する際にも役立てることができるのですから、
皆、真剣に受験してきます。
「では、受験生の学力レベルって高いのでは?」と恐れを抱く人もいますが、学力レベル自体はそれ程高くはないと考えて良いでしょう。
受験生の多くは、中学卒業してからブランクがある人、高校を中退してしまい集中して勉強できていない人、不登校となり勉強から離れている人が多いからです。
だから、高卒資格を欲しいという思いは強いけど、学力レベルはそれ程高くない人が受験生の多数派となりますから、
周囲の受験生に惑わされず、自分のペースでしっかりと勉強することを心がけましょう。
苦手科目を通信制高校で単位取得することもできるので、高卒認定試験を目指す人は通信制高校に入学することも検討しておきましょう。学費の安い学校もあるので安心してください。
前進すると、見えてくるものがあります!
▼▼無料で一括請求▼▼