「学校に行きたくない」と、同じ悩みを抱えていた方から、アドバイスをもらっています。宜しければ、参考にしてみてください。
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中学校を不登校していて悩んでいる君へ
私も中学1年生で不登校になりました
中学校1年生で不登校になり、中学校については、保健室登校(生徒指導室だったようにも思いますが)のほか、塾への登校をカウントしてもらうなどイレギュラーな形で通学し、中学卒業となりました。
私は「学校というもの自体は嫌いではなかった」のです。
ただ、中学校のあるクラスに馴染めなかった、本当にそれだけでした。
小学校の時もクラスによっては大変楽しかったし、進学した通信制高校(不登校、高校中退経験者が多い)でも、高校生活は楽しかったのです。
不登校で悩んでいる中学3年生へ
現在中学校3年生で学校に行きたくない方にアドバイスしたいです。
特に「小学校高学年」から「中学校」まで不登校になり、現在も不登校状態の方です。
最近は「無気力型」の不登校児も増えているようですが、「学校に行けないことで悩んでいる」いわゆる「葛藤型」の人にアドバイスしたいです。
中学3年生の君へ❶⇒不登校を抜け出す方法「自分を責めないこと」
中学校に行かなくても、何ら問題なし
不登校の中学3年生のあなたに伝えたいことがあります。それは、何よりも自分自身を大事にすること。
自身を責めないでください。
「自責」をやめることで、あなたは次のステップへと進めます。
「中学校に行かなくても・行けなくても何ら問題ない」これは事実です。
不登校は「一定の確率で、誰にでも起きうること」なのです。
大人でも、「仕事や職場が嫌なので、辞めて他の仕事に変えた」という人はいくらでもいます。
大人の場合は、仕事を辞めても問題ありません。
次の職場で安定すれば、過去のことはどうでも良いのです。
自分を責めないこと
当然ながら、不登校は罪ではありません。
会社やアルバイトでいえば、「特定の場所が嫌だ」というだけの話なのです。
ましてや、特に自分で選んだのでもない(公立)中学校で、いじめ被害が絡んでいる場合は、交通事故と同じで、事故にあって学校社会から「一方的に追い出されてしまった」状況にあります。
それにも関わらず、
などと自責してしまうお子さんが多いのも事実。
イジメられた子供(被害者)にありがちな心境です。
ちょっと変な話になりますが、大人になってから実際に罪を犯した人でも、所定の手続きを踏めば社会に戻れるのが現代の日本社会です。
「好きで入った会社だけれど、嫌になり、無断で会社をサボる」
こちらはあまり褒められた行為でないにしても、それで警察に捕まることはないです。
もし会社をクビになったとしても、「次」の会社がいくらでもあります。
ところがなぜか、イジメなどの理由で不登校中の子どもは、自分を罪人のように責めてしまう傾向があります。
自分を責めてしまう理由のひとつには、形式的に所属している中学校と縁を切ることができず、「不登校状態」のまま、卒業まで過ごすケースが多いからです。
中学生の不登校は、日中の外出も困難
中学生の場合だと、「他」の学校、「次」のステップに行きにくい状態にあります。
世間では失業している人も沢山いるはずですが、大人の場合は
「あ、昼間にウロウロしていて、失業しているのだろう」とは見なされません。
夜間に仕事をしているかもしれませんし、家で働いているのかもしれません。
しかし中学生の場合は、「日中は中学校に通っている」ことが前提になっているので、外出することもままなりません。
しかも、高校不登校とも異なり、中学不登校の場合は、学区が狭いので人目も気になります。
私の場合、不登校になり1-2ヶ月間閉じこもっている時期(これは普通ですよ)が過ぎ去ったあと、昼間の目立たない時間に散歩をしたいと言ったら、親に止められました。
中学生の不登校は、転校も困難
私立中学校で不登校となった場合は、公立中学校へ転校することも考えられます。公立中学校に通っている方でも、引っ越すことで転校することも出来るでしょう。
学校さえ変われば「人目」を気にすることは無くなりそうです。
しかし、そう簡単な話ではありません。「あの人は前の学校で不登校だったらしい」などの噂がすぐ広まりやすいので、精神的休養の暇もありません。
あなた以上に周囲の中学生たちも不安定なので、転校したところで復学することは簡単でないのです。
不登校の状態は辛い 誰でも巻き込まれうる
「不登校」にある今、精神的に辛いはずです。
不登校の状態にあると、「学校に行けている人」を羨ましく思えるかもしれませんが、彼らもいつ困った事態に遭遇するかはわかりません。
不登校は誰でも巻き込まれうる事態だからです。
自己肯定してあげて
不登校になることは、辛い経験です。
一方、危険な事態から身を守る自己本能機能でもあり、理性的で適切な判断であることも多いのです。
むしろ誇ってもよいのです。
自己を卑下(ひげ)することは止めて、不登校を選択できた自分のことを自己肯定してあげましょう。
親も怖くない、先生に気を使う必要もない
親・保護者には「子どもの教育の義務」がありますが、これは、特定のクラス・学校に無理やり連れて行くことを何ら意味しません。
このこともしっかり頭に入れてください。
親が学校に「強制連行」する行為は、状況次第では虐待になってしまいます。
親に気を遣う必要がなければ、学校の先生にも気を遣う必要はありません。
私は不登校だった当時、「学校の先生に迷惑をかけてしまって申し訳ない」と自分を責めてばかりいました。
でも、大人になった今となれば、それは間違いだったとわかります。
学校の先生は、生徒の不登校は「想定の範囲」として対処できなければいけない職業なのです。
不登校になったら、まずは現状の自分を完全肯定することがスタートになります。
無理はしなくていいです。
多少でも自己肯定感が固まってくれば、次第に道が拓けてきます。
中学3年生の君へ❷⇒卒業で不登校脱却しその先へ
中学卒業▶︎その先を考える
中学校3年生ともなれば、将来を考えてることが大事です。
不登校状態にある「今」ではなく、「未来のこと」その先のことです。
たとえ学校に通えていても、中学校3年生あたりでは、将来の進路に迷っている人は山ほどいます。
不登校にある人は、ある面ではそういった彼らよりも、安定した状況で、残りの「中学」時代を過ごせる可能性も高いのです。
中学卒業による不登校状態からの解放
中学校ではたとえ不登校になったとしても、工夫することで、中学校は卒業扱いと出来ます。
とはいえ、不登校で中学を卒業したあと、高校に進学しない選択肢はオススメしません。
「社会不適応」
「ニート」
といった視線で爪弾きに合うことは容易に予想できます。
不登校になってから間もなくて、将来を考える余力がないならば、ゆっくりと休んでいても良いです。
中学卒業後も、しっかり休んでからでも、高校に入学したり、高校卒業資格を得て大学や専門学校に入ることはできます。
もし余力があって、かつ、学校というものにそれほど拒否感がないならば、高校進路のことを考え始めると良いでしょう。
「このような高校に行きたいが、どう思うか?進学は可能?」などと相談してみることです。
将来の話ができるようであれば、すでにあなたは、「不登校児」ではなく、むしろ「前向きに将来を考えている人」として、接してもらえるようになります。
中学3年生の君へ❸⇒不登校でも高校卒業資格
学校には無理して通う必要はない
学校には、無理をして行く必要はありません。
それは小中学校もそうですし、高校・大学・専門学校に進学するかは、あくまで任意です。
中学校は、「無理をして行かなくて良い」で話は終わります。
一日も休まず学校に行っても、不登校であっても公立の中学校は、工夫することで「卒業」できますし、履歴書にも「中学卒業」の文字を書けます。
しかし、高校の場合は、卒業しなかった高校を「卒業した」とすることは出来ません。大学・専門学校もそうです。
「学校が怖い」というデメリットも踏まえたうえで、でも何らかのメリットがあると感じたならば、高校への進学は考えたいところです。
不登校でも中学卒業は、強さの証
小学校・中学校の教育では、国語、算数・数学、社会や地理・歴史など、「勉強」を教えてくれますが、
一方で、「社会的にそれなりに生きていける人間」を養成している部分も大きいものです。
そう書くと「不登校児は人間的にだめなのか」と思ってしまいそうですが、そういう訳ではありません。
不登校という特殊で過酷な事故に遭遇した。突然襲ってきた苦痛を、12~15歳という年齢で、どういう形であれ乗り越えた証として、中学卒業となるのです。
思春期は、ただでさえ厳しい「疾風怒濤(しっぷうどとう)」の時期です。それだけに不登校の事故も生じやすくなりますが、
思春期を乗り越え、かつ不登校もなんとかクリアしたならば、実に強い人間性を育成できたと言えます。
特に大きな理由がなければ高校卒業が社会生活の大前提
高校の場合は「勉強をするところ」という色彩が強くなります。
ですから、勉強がとりわけ嫌いな人は、無理に高校には行かなくてもよいのですが、
高校は「勉強をする人が任意で行くところ」でありつつ、「特に大きな理由がなければ進学し、卒業する」ことが当たり前の社会構造になっています。
社会生活の様々な場面で、「大学になぜ行かなかったのか?」とは、まず聞かれません。
しかし高校の場合は「どうして行かなかったのですか?」と、一生質問され続けることは事実。
このことは、現実問題としては頭に入れておきましょう。
不登校の中学3年生、学校の選び方→通信制高校・単位制高校・普通高校
中学校で不登校である場合に、選択肢にあげられる高校について、お話ししてみます。
通信制高校
まず、学校への「登校」そのものが不安な場合は、「通信制高校」がおすすめです。
通信制高校では、通常の場合、二週間に一回ほどの「スクーリング」を受ける必要はありますが、基本的にスクーリング以外の機会では学校に行く必要はありません。
入学から卒業まで、生徒同士はお互いにほとんど喋らないことも普通です。
ただ、一般の高校以上に「最低限でも勉強をしっかりすること(レポート提出など)」は学校から求められますので、惰性で卒業したりはできません。
しかし、通信制高校では勉強をしっかりするので、勉強した分だけ自信がつきます。通信制高校では勉強に集中できます。
通信制高校には中学校時代に不登校だった生徒も多く入学してきます。学校側も不登校だった生徒の取り扱いに慣れています。元不登校は珍しくなので学校も周囲の同級生も不登校について偏った感情を持っていることはありません。
安心して通うことができます。
ただし、学校によって色々な特色があります。自分にマッチした学校選びをするためにも学校から資料を取り寄せておくことが重要です。
通学圏内にある学校からは、まとめて資料を取り寄せておくと、比較検討することも可能です。
出願期間は学校により異なります。直前になって焦らないように、入学資料はこの機会に取り寄せておきましょう!
単位制高校
学校という「空間」に対する拒否反応がそれほどない場合では、「単位制高校」が良いでしょう。
単位制高校は「学年制」の高校とは違い、「三年で卒業する」といった縛りはありません。留年の概念もないのです。
単位制高校では、各自が1科目ごとに履修登録をし、めいめいに時間割を作って履修します。週に三日くらい、週の前半にまとめて履修する、朝起きられないので午後からの授業中心にする、など、事情に合わせてカリキュラムを組めます。
学校によっては、中学校や他の高校での不登校・中退のサポート校的色合いもありますが、特にそう打ち出されているわけではありません。
単位制は、経済面や身体疾患など様々な理由から選ぶ人もいます。「不登校経験者として特別扱いされている」ような扱いを嫌がる人には向いています。
単位制高校は、簡単に言うと大学に近いシステムであり、便宜上クラスはありますが、科目ごとに一緒に授業を受けるクラスメイトは異なります。
これゆえ、ほぼ誰とも話さないまま卒業するようなことも可能です(一般的な大学も同様ですね)。
一方、一応は学校に登校するわけですから、友人づくりをしようと思えばそれも通信制高校以上に楽にできます。
高等学校卒業程度認定試験
「高認(高等学校卒業程度認定試験)」なるシステムもあります。
過去には「大検」と呼ばれていたものに相当します。こちらに合格すると、「大学入学資格、高等学校卒業(程度)」を入学試験の要件とする学校(大学、専門学校等)を受験できます。
こちら「高認」は、受かるか受からないかの2択ではなく、毎年2回の試験を任意で取り、少しずつ科目を取得していけます。
高校生でも受験できるので、合格した科目を高校の卒業単位に組み入れることもできます。
高校を中退となった人でも、高校で修得した科目を減免となった状態で高認を受験できます。
普通の高校
学業やスポーツで飛び抜けた能力がある場合は、あえて「普通の高校」に行って好結果が出ることもあります。
いわゆるトップレベルの進学校などでは、「クラスメイトが、中学で不登校だった」といったことを歯牙にもかけない様な生徒が多いからです。
ただしこの場合も、「不登校の話を積極的に理解してくれる友人や教師に出会えない」というところは問題であり、そうした面に強い塾などをサポート的に利用すると効果的です。
不登校の初期では、「学校には無理をして行かなくて良い」
不登校状態にあると、全く理不尽な理由から、色々な面で精神的に追い込まれることもあり、とてもつらい経験でしょう。
「学校に行けなくてつらい」と自分をも責めて悩む「葛藤型」の人たちも依然として多数います。
不登校の初期では、「学校には無理をして行かなくて良い」と本人や周りが受容することが何より大事です。
ひとまず不登校を選択できる人は、何とか判断力を保てたラッキーな人であるとも言えます。
私は大人になった今でも、不登校の影響が大きくあります。
「僕は失敗した。何でこうなるんだ」という、あの中学時代の思いを、今でも引きずっていないといえば、ウソです。
いくら良いことがあっても「それでも半分は、自分の人生は失敗であり、あの事は許せない」という感覚が未だにあるのです。
しかし、それでも人は生きて行くのです。
中学3年生など、ある程度判断ができる年齢であれば、冷静で合理的な判断をした上で、しっかり進路選択していくことも、先々幸せな人生を送る上で大事です。
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